先輩看護師から得た教訓

私の職場の先輩で、家庭を持ちながらも仕事をバリバリこなしている看護師がいます。周りには「仕事がきつい‥」とぼやいている看護師もいるのに、その先輩は愚痴一つこぼしません。毎日ニコニコ笑顔で、楽しげに患者さんの世話をしていて、キラキラと輝いてみえるんです。

「何故、こんなにも楽しそうに仕事ができるんだろう‥。独身の私でさえ、きつくてたまらないときがあるのに‥」と不思議でなりませんでした。

それで、休憩中に先輩に尋ねてみたんです。「仕事と家庭の両立って大変じゃないんですか?」って‥。すると、先輩が色々と話してくれました。

ご主人からプロポーズされたときに、「結婚しても看護師は続けます。看護師は自分の天職だと思ってます。認めてもらえないなら結婚はできません。」と正直に伝え、看護師の妻を持つ大変さも話したそうです。結果、ご主人が快諾されたのは言うまでもありませんが‥。

そして、新婚時代の頃のエピソードも話してくれました。急患もなく定時にあがろうとしたとき、急に上司に呼び止められて、こう言われたそうです。

「新婚さんだから早く帰りたい気持ちはわかるけど、仕事を続けていきたいのなら定時にあがれても早く帰っては駄目よ。直帰しないで、どこか寄り道して時間を潰して帰りなさい。そうすれば、ご主人も看護師の妻は帰りが遅いものだとわかってくれるわ。

急患で帰れないときにも理解してくれるし、たまに早く帰れば喜んでくれるわ。看護師を続けたいなら夫の教育も必要なのよ」

言うとおりに実行したら、定時に帰宅できるのに寄り道している自分がいて、愚痴一つこぼさずに帰りを待っている夫がいる。そんな夫の姿をみると、いかに自分が支えられて看護師の仕事を続けてこられたのか痛感し、夫への感謝の気持ちがより深まったそうです。

話を聞いた私は、先輩がいつも笑顔で楽しそうにしている理由がわかった気がしました。「家族の協力があるから看護師の仕事をすることができる、ありがとう」という感謝の気持ちを忘れずにいるから、ハードな仕事も楽しくこなせるのでしょうね。気持ちの持ち方次第で、こんなにも輝けるんだと改めて実感しました。

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