心療内科で働きたい看護師の方へ

人間は、過度なストレスや不安などが生じると、それが身体に異常を及ぼすことがあります。これが心身症です。 例えば、心身症の患者さんで多いのが、ストレスからくる胃潰瘍です。又、円形脱毛症になったり、狭心症や過換気症候群になることもあります。女性の場合、摂食障害も少なくありません。

心療内科には、こういった症状を持つ心身症の患者さんが多く来院します。心身症による身体の異常は、薬物療法だけでは解決できない部分がありますので、精神科と同じくカウンセリングが必要になってきます。

患者さんの話に耳を傾け、患者さんの心の声を探るべく、じっくりと時間をかけて向き合って治療していきます。

ですから、心療内科では、心理療法や精神分析療法が主な治療法になります。日常生活で不安を感じることがあれば、その対処法をアドバイスしたり、生活改善をしたほうが良いと判断したら生活指導も行います。

一般的に、「心療内科=精神科」と捉われがちですが、実は微妙に違いがあります。心療内科の場合は、心だけではなく心と身体のバランスを正常な状態にするための治療になりますので、看護師には精神面と身体面の専門的知識が求められます。

かといって、患者さんの精神的サポートを求められるわけではありません。心療内科の看護師の主な業務内容は、バイタルチェックや採血で、場合によっては注射や点滴をすることもあります。

ですから、業務自体は一般的な看護業務になりますが、内科と違い「心療内科」ですから、訪れる患者さんは皆、心の病を抱えています。精神面での知識が必要なのは、こういった患者さんとのコミュニケーションも必要とされる職場だからです。

心の病はデリケートな部分でもありますから、患者さんの様子をみて個別に対応を変える柔軟さが必要とされます。心の病に対する偏見が少しでもあるならば、心療内科の看護師には不向きでしょう。

患者さんの悩みは人それぞれで違います。また、その悩みの重さも感じ方も違いがあります。傍からみると悩むことではなくても、その患者さんにとっては深い悩みなのかもしれません。ですから、患者さんと接するときには、柔軟な気持ちで対応することが大切です。

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